ドライブマイカーは眠い?難しくてよくわからない?ワーニャおじさんあらすじも

映画
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『ドライブマイカー』が、アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞し話題となっています。

村上春樹原作の文学長編映画です。評価の高い映画ですが、レビューを見ると「眠くなる」「難しい」「よくわからない」といった声も見られます。

その原因を探ってみました。

映画を見る方の参考にしていただければ幸いです。

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『ドライブマイカー』は眠い?

映画のレビューに「眠くなる」という意見も見られます。

高評価の映画なのに、なぜ眠くなる人がいるのか?実は私自身も映画館で観たときに、少しだけ眠気がやってきました。

眠くなる原因としては、本読みの稽古の場面で抑揚を付けないで読むので、聞いていると眠くなってくるというもの。この本読み場面が結構長いですよね。演劇の稽古の手法としてとても興味深いのですが、人間平坦な音調を聞いていると眠気がやってきます。ですが、眠りに落ちる前に場面が切り替わりますので、監督はこの辺りも考えているのでしょうか。

またこの演劇が日本語と外国語、さらに手話まで入り乱れて話が進んでいきます。多言語の演劇とはおもしろい演出だと思いました。ですが多くの日本人は外国語の時は脳が停止したようになると思いますし、手話の時は当然音が消えます。この静寂が眠りへの入り口になりかねないんですね。

もちろん3時間の長時間の映画なのに、全然眠くならなかったという意見も多いので、まあ個人差なんでしょう。文学映画が好きな人は眠気もあまり感じないのかもしれません。

ハリウッド映画やアクション・SFXなどが好きな人には向かないのではないでしょうか?

 

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『ドライブマイカー』は難しくてよくわからない?

『ドライブマイカー』のレビューでは、難しいとかよくわからないという意見も見られます。

何が難しいと感じるのでしょうか?

『ドライブマイカー』は難しい?

『ドライブマイカー』が難しいと感じる原因を考えてみました。

一番の原因は「ワーニャ伯父さん」ではないでしょうか。知っている人は「ああこれね」という感じかもしれないですが、ロシア文学なんて読んだり触れたりしたことがないと「なにこれ?なんか難しい。」という感じになります。

この「ワーニャ伯父さん」が重要なストーリーなんですが。

「ワーニャ伯父さん」の演劇のストーリーと主人公のストーリーがリンクして進んでいきます。どちらも絶望から始まり、生きることの希望を見つけていくんです。私も知らなかったのですが、わからないなりに観ていると、意外に「ワーニャ伯父さん」のラストのところで感動してしまいました。

これから映画を見る方は、「ワーニャ伯父さん」を読んでおくと、映画に入り込みやすくなると思います。

 

『ワーニャ伯父さん』のあらすじ

1897年にロシアのチェーホフによって書かれた劇作品(戯曲)です。

絶望から忍耐への物語です。

簡単なあらすじを紹介します。

主人公のワーニャおじさんは田舎で高名な教授のために一生懸命働いていました。しかしその教授は、実際のところ無能だったことがわかりました。つまり25年も有能な教授に仕えていると思っていたのは幻想だったんです。

ワーニャおじさんは才能ある人だったのに、幻想のためその才能を無駄にしてしまったのでした。

教授はワーニャおじさん達が頑張って働いている事など気にもかけず、管理していた土地を売ってしまおうとします。それに激怒したワーニャおじさんはピストルを持ち出す騒ぎを起こします。

ワーニャはおじさんは後悔しながら暮らします。そして人間が人間らしく生きるために、苦悩は大切なのだと覚醒して暮らしていきます。

なんだが暗そうな話ですね。これがほとんど会話だけで、話が進んでいくんです。

じんわり心に響いてくる物語ですが、ワクワクしてのめり込めるような物語ではないです。こういう物語にあまり触れたことが無い方は難しいとかわからないと思ってしまうのではないでしょうか。

 

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ドライブマイカーは眠い?難しくてよくわからない?のまとめ

『ドライブマイカー』が評判ですが、眠くなる・難しくてよくわからないというレビューも見られます。

その原因を探ってみました。

  • 本読みの稽古の場面で感情を入れず、抑揚を付けないで読むこと。
  • 日本語と外国語、手話が入り乱れて演劇が進み、静寂の時間があること。
  • 『ワーニャおじさん』の話が良くわからない

『ワーニャおじさん』の簡単なあらすじもお伝えしましたので参考にどうぞ。できれば原作を読むことをお勧めします。

『ドライブマイカー』の原作は村上春樹、原作と映画とは少し違いますが心の奥の動きをみごとに表現している文学作品の映画です。ハリウッド映画のような派手な演出の映画が好きな方には向いてないかもしれないです。

 

 

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