映画『ドライブマイカー』で印象的な車はサーブ900です。
この車が気になっている方、さらには欲しいという方もいるのではないでしょうか。
サーブ900は今は製造されていません。では中古車で買えるのでしょうか?
また、原作では車の色は黄色だったのですが、映画では赤になっています。なぜ色を変えて赤にしたのでしょうか?
色を変えた理由は、自分なりに推測してみました。
『ドライブマイカー』の車について調べましたので、気になる方は読んでいただけると幸いです。
ドライブマイカーの車はサーブ900
映画「ドライブ・マイ・カー」に登場する、サーブ 900。
何者にも似ていない独特のシルエットをもち、バブル時代の日本で人気を集めた。https://t.co/sOFzstOEMF#ドライブ・マイ・カー #サーブ900 pic.twitter.com/RqYiHj9wVw
— GQ JAPAN (@GQJAPAN) March 28, 2022
『ドライブマイカー』で重要な役割をしている車のサーブ900について調べてみました。
サーブ900はどういう車?
サーブ900はスウェーデンの航空機メーカー「SAAB」の自動車部門自動車会社「サーブ」が作っていた車です。
1978年~1993年まで製造販売されていました。現在は製造されていないため、販売は中古車のみとなっています。
サーブ900が日本で人気となったのはバブル景気の頃。五木寛之が作品に取り上げ広告に使ったことや、クラシカルな特徴あるスタイルが人気になったということです。また航空機メーカーが作っているだけに航空機っぽいつくりも随所にあり、飛行機も好きな若者たちのあこがれの車でもあったようです。
当時のサーブ900は、目立ちたいけれどベンツなどのいかにも高級外車ではないというところ、派手ではなくクラシカルな主張ということで、外車に乗って目立ちたいけど人と違う車に乗りたいという人に選ばれていたようです。
『ドライブマイカー』の主人公の家福は演劇の役者なので、人とは違った自己主張ができるサーブ900が気に入っていたし、ずっと乗り続けていることからかなりこだわりのある人物と想像させられます。
サーブ900は中古車で買える?価格は?
映画ドライブ・マイ・カーの影響でサーブ900の中古車を探し始める人いるよね🤭
映画に影響を受けたソートーな車好きが買うか、車を知らない人が訳も分からず勢いで買うか、西島秀俊さんの大ファンということだけで買うか。
そんな感じでしょうか😅でもケツ下がりなデザインがカッコイイですよね🕺 pic.twitter.com/9nDMynXF9Y
— ツーさんとGSX-R (@GSXR39626060) March 28, 2022
今では生産終了となってしまったサーブ900ですが、買うことはできるのでしょうか?
中古車で買えるようです。中古車販店のHPでも見つけられます。
では、価格はいくらくらいするのでしょうか?
中古車販売店のサイトを見ると、22万~300万円くらいで売っているのが見つかりました。中には価格は表示せず相談でというところも。中古車なので、車の状態は様々。また売る人買う人の思い入れによっても値段は変わってくると想像できます。
サーブ900は今でも人気があるようです。
ただ、買えたとしてもメンテナンスができないのでは?確かに国産車のように手軽にメンテナンスしてもらうことは難しいですが、やる気があればなんとかなるようです。
『ドライブマイカー』のサーブ・映画で色が違う理由
アカデミー国際長編映画賞を受賞した「ドライブマイカー」、在る意味主役でもある古い乗用車が、今は懐かしい30年前に作られたスウェーデン製のサーブ900と言うのが意外で、その理由を知りたくて映画を観てみたいと思った(^ ^; pic.twitter.com/D68DOPnVBY
— よしぞうmaro’ (@yosizo) March 28, 2022
『ドライブマイカー』の原作小説ではサーブの色は黄色でした。映画では赤に変わっています。
なぜ赤にしたのでしょうか。
原作と映画で違っていることがいくつかあります。家福の年齢もその一つ。
原作ではまだ若い俳優ですが、とても目立っている俳優ではないし自己主張が強いタイプでもありません。そんな家福がのっていたのは黄色のオープンカーのサーブ。オープンカーなので目立ちますが、色は抑えめの黄色にしたのでは。
これに対して映画では、家福はもっと年齢が上の中年の年代です。職業は舞台俳優で主役をやっています。また演出もやっています。実力のある成功者として、パワーのある赤に変えたのかもしれません。そう思うと、演出家で俳優たちを指導している家福が黄色のサーブだと、少し軽すぎるようにも感じます。ならば黒にすればいいのではとも思いますが・・・。
いや、黒では絵が地味になってしまいそうですね。
撮影場所が広島で海の背景が多いということも考えたのかもしれません。海の青に黒い車ではあまり映えないですが、赤なら映像としてとても映えます。映画なので見た目は大事。
実は、見た目・海に映えるということから赤のサーブにしたの言う説が一番多いようなんです。
映画のポスターも「海を背景にした赤いサーブ」で、とてもきれいな絵になっていましたね。
濱口監督自身からの説明はまだ出ていないようです。
『ドライブマイカー』の車はサーブのまとめ
映画『ドライブマイカー』で重要な役割を果たしている車、車種はサーブ900です。
スウェーデンで1978年~1993年まで製造されていましたが、現在はもう製造されていません。
バブルの頃に人と違う外車に乗りたいという人たちに人気となっていました。
現在でも中古車で販売されていて買うことができます。
サーブの色は、原作では黄色でしたが映画では赤になっています。
色を変えた理由は、赤が海に映えるからという意見が多く見られますが、濱口監督からの説明はまだされていません。
映画のポスターは、海と赤のサーブでとてもいい感じになっているので、赤が海に映えるからということなのかもしれないですね。